Macがこのところ調子悪いのです。
作業中に何の前触れもなくシャットダウンし自動的に再起動します。
以前、OSX MountainLionを使っていた頃、よく画面が暗転する症状が起こり、
それが解消できればと思ってMarvericksにアップデートしたのでした。
似たような症状を調べてみるとどうもカーネルパニックを起こしているようです。
昔、印刷会社で働いていた頃に一度だけ見たカーネルパニックでは、
画面におどろおどろしい文字列が並んで、いかにも狂ってる感じで怖かったのですが、
今回起こっている症状は何の前触れもなくシャットダウン(強制再起動)します。
うちのMacの詳細です。
基本システム
・MacBook Pro 15inch 2010-mid
・MacOS X 10.9.5 Marvericks
・メモリ 8GB(エラーなし)
周辺機器
・外部モニタ接続
・外付けHDD×2(データ用、Time Machine用)
・USB Audio DAC
Appleのページの説明によると、
「ほとんどの場合、カーネルパニックは Mac 自体が問題で発生するのではありません。通常は、インストールされたソフトウェアや接続されたハードウェアの問題が原因です。」とあります。
周辺機器を外し、しばらく使っているとやっぱり再起動が起こりました。
そこで仕方なく、起動ディスクをフォーマットしてOSX 10.9 Marvericksをクリーンインストールしてみましたが、それでも同じ症状が出てしまいました。
アプリケーション関連ではないのだとすると、やっぱりハードの故障かもしれない…。
それともバッテリーを取り外してるのがいけないのか。
(バッテリーはしばらく前に容量がなくなり、膨らみかけていたので自分で取り外しました。)
ハードウェアテストというものがあるらしいので、インストールディスクを出してきてDを押しながら起動。
結果、特に問題ありませんでした。
検索ワードを変えてもう少しググってみると、
[Mac]MBP15 Mid 2010でGPU Panic→回避策あり
また、
OS X MavericksにアップグレードしたdGPU搭載のMacBook Proで画面が乱れたり、GPU Panicを起こし再起動する不具合?
という記事が見つかりました。
問題はGPUにあるようです。
これらの記事を読んでみると、同じように2010年式の機種で起こっている症状なのでこれが原因でしょう。
今できる対策は、ディスクリートGPUを殺す(GPUをIntel内臓だけにする)ことと、
Appleに電話して、GPUに関してできるサポートがないか聞く事です。
GPUの切り替えをコントロールするユーティリティはこちら
gfxCardStatus(ドネーションウェア)
動作環境
・OS X Lion (10.7) 以上
・2008-2012年のデュアルGPUを搭載した、15-17インチMacBook Pro
この顛末の結果については、後日この記事のコメントで報告したいと思います。
結果から言うとAppleへ修理に出すことになりました。
OSを一度10.6 Snow Leopardまでダウングレードし、10.7、10.8、10.9と各バージョンを一つずつ試していったのですが症状に変化はありません。
サポートに連絡をとり、言われる通りに検証作業しましたが、それでも解決はしませんでした。保証期間もリコール期限も過ぎてましたが、GPUの問題が関係しているため今回限り無償で、と言ってくれましたが、バッテリーを自分で取り外していたため、改造品扱いと判断されれば、有償もしくは修理自体受け付けできない場合があるそうです。
先ほど本体を引き取ってもらい、その後の連絡を待つことになりました。
Macが修理から戻ってきました。
12月4日に発送し、戻ってきたのは7日。たった3日で終わらせてくれました。
ハードの問題だったらしく、ロジックボードの交換ということでした。
修理の結果、強制再起動は全く無くなりました。
今回はAppleケアプロテクションの適用ということで、無償で修理を受け付けてもらえました。
同時に劣化で取り外したバッテリーの交換も有償でお願いしていたのですが、こちらも無償で取り付けしてくれ、
さらに故障していたスーパードライブまで新品に替えてくれていました。
今回はおそらくアップルサポートの担当者がうまく取り次いでくれたからこその対応だったのだと思います。
お礼する機会がなかったのですが、どうもありがとうございました。